BR「サスペリアPART2」 |
明けましておめでとうございます。
新年、新作をまだ見ていないので、旧作品からのスタートです。
去年、日本公開45年と言う事でダリオ・アルジェント監督作品、邦題では「サスペリアPART2」が発売され、初めてこの映画のソフトを購入して見ました。
実は、有名な話ですが、本作品日本で公開された1978年、前年同監督による「サスぺリア」の大ヒットしたと言う事で、配給元の東宝東和は、それに便乗する形で、本作品を「サスぺリア」とは全く関係がなく、また、「サスぺリア」よりも前に作られた作品にも関わらず「サスペリアPART2」と邦題をつけて公開してしまった。
実は、私は、その邦題を信じて当時、楽しみにして映画館で見た世代で、「なんだよこれ」と当時は叫び!後年実は「サスぺリア」とは関係がない作品とわかり・・・・これまで封印していました・・・・・
本作品、後年、「サスペリアPART2/紅い深淵」とサブタイトルが付き始めたけど、日本ではいまだに「サスペリアPART2」・・・・
実は、公開当時本作品を見て、落胆して、これまで見る事は無かったし、映画好きの人と本作品の事を話しても、決していいように話をしませんでしたが、4年前位か、Youtubeを見ていたら、本作品のテレビ放映時のVTRが公開されていて、時間もあり、暇だったので、「どうせ、無料なら」と思い、これまでの想いを封印を解いてみたんですが、当時は、「サスペリアPART2」として見たんで呆れたんですが、先入観もなく見ると、意外に面白かったと思い、今回正式にソフトを購入して見直しをしようと思いました。
勿論、こちらも大人になって、「4匹の蝿」や「ジャーロ」なんて見ているので、本作品も「紅い深淵」と言う感じで見れるようになったのかな・・・・
まずは冒頭のマーシャ・メリルシーンですが、当時としてはこれが「サスペリアPART2」として騙されると言うか期待感をあおるんだよね・・・・しかし、今いるとマーシャ・メリルが当時は35歳なんだろうけど、綺麗だよね・・・彼女がヒロインで映画の内容としてお話が進めばよかったのに・・・直ぐに殺されてしまう・・・・
ま、仕方がないか、ヒロインのダリア・ニコルディって監督の奥さん?だもんね。
音楽を担当しているゴブリンも「サスぺリア」とは全く別の表現として内容を盛り上げているのも見ものだし、何ともカメラアングルやカメラワークが本作品は凝っている。
今回は、完全版を見たけど、半年もしたら劇場公開版をみたいと思っている。
正直、日本では、いまだに、これからも「サスペリアPART2」で通するのかな・・・「紅い深淵/サスペリアPART2」としてもいいのかなと思うね。
しかし、当時の東宝和は本当にいい加減な事をしたよな、正直、「嘘が許される」のは映画の専売特許だよね・・・
本当にお金儲けだけで、こう言う事は止めて貰いたいよ、本作品に関して、東宝東和は、A級戦犯だよ・・・