再会の食卓 |
中国と台湾にこんな歴史があったこと事態あまり詳しくなかったので、現在の台湾の事情をさっすると非常に分かりやすかった。
しかし、映画の中で素朴な疑問が出てくる、この映画、まさしく現代的に描かれているのだが、しかし、この映画にある中国の内戦というか紛争が起きた事を考えると、時期的に少しおかしな感覚が生まれてくる。
1980年代頃のお話であれば、納得感があるのだが・・・・
映画の内容は、大変にゆっくりとお話が進み、ミディアムテンポの曲を聴いているような感覚かな・・・
しかし、話が進むにつれ、少しずつ、内容の深さや、人間関係の深さが理解でき、大変に良かった。
また、ラストに近い3人の食事のシーンは、長廻しで撮影しているのだが、3人の役者さんが、非常に演技が上手く、ドライブ感がそこから増すように、大変に素晴らしかった。
また、撮影も大変にセンスが良く、中国の町が、なんとなくロマンチックにも見えた。
しかし、去年見た台湾の映画「モンガに散る」もそうだったが、同じアジア圏といっても、日本とは全然異なる環境なので、日本人が見て、理解しにくい部分というか、こう言った感情を上手く受け入れる事が厳しいかな・・・・
この映画、台湾の方や中国の方が見れば、それなりに見応えはあるのだと思うが・・・
戦争の知らない世代に、どんなに戦争の事を話しても、リアル感がわかないのと同じかな。