映画「裏切りの闇で眠れ」 |
一昨年の「あるいは裏切りという名の犬」以来のフランスの男臭いアクション映画。
前評判も良かったので、観てきましたが、ま、タイトル通りに裏切りの連続で、 とにかく裏切りの為の殺しのシーンが連続。
アメリカンギャングスターもこれ位は あれば、主人公のマフィアのボスのイメージが伝わったかな。
しかし、お話というと、これが意外に裏切りによる裏切りで、人間関係が複雑すぎて、 誰と誰が仲間で、対立関係なんだみたいなに、頭の中で整理するのが大変。
もう少し単純なマフィアの抗争でまとめてくれると簡単だったんだけどね。
一匹狼の殺し屋、ブノワ・マジメルのお話なのか、マフィアの大ボス、ベアトリス・ダルの話なのか、分かりません。
しかし、ベアトリス・ダルの演技は良かったな、アメリカのジャックニコルソンみたいだった。アクションシーンや殺しのシーンが力が入り過ぎて感じのお話がね・・・・
テンポも若干悪いかな・・・・余計なシーンを入れ過ぎているのかな。
しかし、あの手の世界の人の人生感覚はしっかり出ていて、観ていて、ある種恐怖を覚えました。
もう少しなんとかならないのかな。ていう感じの作品でした。
しかし、今回、新宿の武蔵野館で観てきたんですが、この映画館、実に25年振りに入りましたが、私が以前行った事のある新宿武蔵野館は、キャバ500人位で、70mm上映でき、凄く奇麗でロマンチックな映画館だったのですが、今では改装したらしく、映画館が3つあり、一番大きな劇場で、130人位の小さな映画館になってしましました。
しかも、シネコンみたいに、整理券を配り整理番号順に入れる方式で、久しぶりに、一番前の席から2番目の一番端でみました。
映画が終わった後はクビが痛かった。しかし、どんどん映画館が小型化するのが、私にはたまらなく寂しい気持ちになります。