WOWOW「逃がれの街」 |
水谷豊主演の「逃がれの街」、これ実は数年前から見直してみたくて探していた所の放映!
実はこんな事がこの頃よく起きるので、嬉しい限り。
ま、当時、この「逃がれの街」は、試写会で確か見たんだよな、水谷豊のファンではあったし、監督の工藤 栄一のファンでも有って大変に楽しみに見たんですが、当時の私としてはいまひとつ楽しめなかったので、今回はそんな当時の子供の頃から今の自分自身でどう感情が変わるのかを楽しみに本作品の放映に臨みました。
ま、映画自体はやはり、あの頃とそんなに感想が変わらないかな、しかし、今見ると、色々と言えるのは、その前に制作された工藤 栄一監督の「ヨコハマBJブルース」がある意味完璧だったのと、水谷豊の「幸福」もなかなか良かったので、それに比べると、工藤 栄一監督にしては、サントラに用意した柳ジョージの歌と映像が今見てもマッチしていないんだよね。
また、色々と登場自分の内容を語る上でのエピソードも弱いし、なんか、工藤 栄一監督にしてはやっけ仕事感があり、ファンとしては少しがっかりするな・・・
主人公とヒロインの子、やくざとの三角関係のもつれで殺人へと発展するんだけど、その辺、描き方が凄くあっさりで、冒頭の友人の殺人事件に巻き込まれる部分が意外に作り込まれていたので、そのギャプだよね、子供を拾うシーンも、ちょっとあっさりしているし、弟分の死ぬ前のシーンもあまりにも好都合過ぎるシーンで、ちょっと・・・見ていて、本当に工藤 栄一監督が演出したのと言いたいぐらい・・・・
ま、やはり懐かしい顔が揃っていて、ヒロインの甲斐智枝美さんには、びっくり!
当時の彼女はアイドルとしてはいまひとつで、女優として路線を変更、まだアイドルとして匂いが残りつつも濡れ場シーンに登場と、当時としてはショックもあり、話題も有ったんじゃないかな・・・
甲斐智枝美さんには、悪いけど、アイドルとしては、いまひとつだったよな・・・
確か現実には、自殺されてしまったんだよな・・・・
しかし、水谷豊には、驚かされるね、先日「傷だらけの天使」をテレビ放送で見ていて、改めて水谷豊の演技に圧倒されたけど、当日は、犯人役、チンピラ役ときて、熱中時代の先生としてブレークを果たしたんだよな・・・・
また、本作品の「逃がれの街」もそうだけど、「青春の殺人者」などもそうだけど、意外に異質な作品と言うか、彼のイメージとは(熱中時代の先生)ほぼ遠い役をやっている。
ま、「青春の殺人者」は別として、「熱中時代」ときて、「幸福」の主演は分かるけど、その後本作品に主演とは、今考えてもちょっと異質かな・・・
ま、長年のもやもやが解けただけでも本作品を見た甲斐があるよな。
WOWOWさん、「幸福」和泉聖治監督、渡辺裕之主演の「オン・ザ・ロード」「乱れからくり」など頑張って放送してよ!