ハドソン川の奇跡 |
さすがわイーストウッド監督と言わしめる作品です。
前半は少しテンポがゆっくりで少々ダレる部分もありますが、お話が徐々に進むうちに、Sully機長の勇敢な判断や行為の裏腹に悪夢との格闘、マスコミや評論家、保険屋さんや本社との格闘など様々人間模様がリアルに伝わってきます。
傍で見ている分には何も分かりませんが、人災にせよ天災にせよ、事故が起こると面倒な事が起こるのですね。
私自身も、会社を経営しているので、何かにつけては批評を受ける方ですが、批評や批判をする方は、何時もの無責任に自分本意にしかモノが言えません。
また、飛行機がハドソン川に水着したシーンは、大変にリアルに出来ていて、間違えなく細かく取材した事を丁寧にワンシーンワンシーンを作り上げている事が伝わるのと同時に、機長の責務を全うしようとする姿勢や救助にあたる警察の方々の当時の熱意が決して長いシーンではありませんが、伝わってきて、見ていて大変に心を動かされます。
色々な事に腹を立てたり、感動したり、まさに映画の中に引き込まれる最高の作品でした。
クリントイーストウッド監督の次回作品をまた楽しみにしています。
9月24日公開