薄氷の殺人 |
先に見てきた色々な方の批評をみていると、賛否両論みたいですね。
実は、私自身も、アカデミー等、賞をとった作品を理解出来ない方なので、少々この作品を見るのも怖かったのですが、私自身は、この作品なかなか良かったと言うか見応えがありました。
強いて言うのなら、予告編や宣伝文句から想像していた作品とは少々違ったかな・・・しかし、ある意味、賞を貰う映画の意味と言うか評価のポイントもなんか分かった気がします。
まず、この作品、ロケーションが最高と言うか、全編言う事ありません。
映画の雰囲気、内容とのリンク、全編完璧な作品です。ある意味芸術と言っても良いかな、出てくる俳優さんも大変に素晴らしい、特にヒロインの女優さんに至っては、言う事ありません。雰囲気といい、凄く綺麗な方ではありませんが、何とも色気とはまた一味違う雰囲気をもっています。
内容の方は、ミディアムテンポでお話が進んで行きます。多分、このテンポに合うか合わないかでこの映画相性が決まるかもしれません。
で、冷静に見れば、内容の方は特に凄い内容とか、どんでん返しがあるとか、ある意味普通の映画です。
しかし、この映画の持つ何とも言えない雰囲気が、お話の中にグイグイ引き込んでいきます。
ま、映画はある意味エンターテイメントの部分も評価のひとつであり、芸術性と言う評価もあるかと思います。
この映画は、芸術性の部分を大きく評価されているような気がします。
良く言えば、もう少しお話の内容が濃いと言うか、クライムサスペンスが強い作品だと良かったかな・・・
女優さんの使い方も物足りない気がします。
あと、これだけ雰囲気などが良いのに、スタッフロールの部分の音楽がいまひとつかな・・・
上映中