それでも夜は明ける |
正直言えば、ここ最近、「大統領の執事の涙」「42 ~世界を変えた男~」「ソウルガールズ」と黒人の方への人種差別の映画を見る事が多かったので、この映画は私的にはそうそう感情的になってみてしまった節があります。
白人ってそんなに偉いのかな・・・これだけ人道的な不味い事があって、これだけ人々に訴え掛けている映画があるのに、現在でも人種差別があるのなら悲しい事です。
この映画、まずは、ポップコーンなどを食べながら見る映画ではありません。
また、実話だけに大変にリアル感もあり、黒人の方と言うか奴隷の方への罰と言うシーンは正直、目を伏せてしまいたくなります。
実は、この映画を見ているうちに思ったのですが、黒人の方と言うより、金持ち対貧乏人と言う図式と考えた方が良いと思いました。
結局人間を人間と思わない、自分だけの利益、自分勝手な考え方、この事こそが「悪」なんではないか、一体神様ってなんだ・・・・
とにかく、この映画は大変に良い映画だと思いますが、ある意味残酷であり、見終わった後も寒々とします。
監督のスティーヴ・マックィーンはなかなか良い監督さんと言うか上手い監督さんですね。
私自身アカデミー賞を取る映画って意外に相性が悪いのですが、この映画アカデミー賞に輝くだけの価値があると思います。
ひとつだけこの素晴らしい映画でちゃかしちゃえば、ブラッド・ピットだけは美味しい役ですね(笑い)
この映画を見て、人種差別を考え、今後このような事を起こさないようにしないといけないですね。
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