「シティロード」 |
小学生の頃、映画館の情報雑誌として、「ぴあ」と「シティロード」があり、両雑誌は
1ヶ月の情報量で100円で販売しておりました。しかも、このころまだ「ぴあ」もあまり
市民権もなくというか、人気もなく両雑誌はお互いに販売部数でしのぎ合っているみた
いでした。メジャー雑誌「ロードショー」と「スクリーン」みたいな感じ。両雑誌を一
言でいうと
「ぴあ」は、 当時からエンターテナー的に作られていてイメージ的にはカラーと言う感
じで、雑誌という印象があった。それに対抗してか、「シティロード」は、あくまでも
マニアックに作られていて、今で言うとインディーって感じだった。しかし、映画館の
スケジュールの紹介のしかたが、「シティロード」は今の「ぴあ」の出し方と同じで
見やすく「ぴあ」の方は、小説のような書き方をして非常に見にくかった。そんな事
もあって私は「シティロード」を好んで愛読していた。映画評論家の宇田川幸洋さんの
「スクリーンのしみ」という毎月の連載物とか、こまかな情報がまた結構マニアックに
掲載されていた。中学生になると、「ぴあ」と「シティロード」では、試写会の
当選が「シティロード」の方が高かった。しかし、僕が高校生になるといつの間にか
「ぴあ」は大企業に成長して、月刊誌から、隔週刊誌になり、私が高校を卒業するころには
「ぴあ」今のように週刊誌に変わり、チケットぴあをはじめて大ブレークした。
それを横目で「シティロード」は月刊誌を守り独自の路線を守り抜いていたが、その終
わりは僕が19歳位に突然に来た。発売日に行って販売されていなく、出版元に問い合せ
たが連絡がつかなかった。たぶん倒産したのだろう。しかし、その二ヶ月後に位に、
「シティロード」復刊の告知が!当時にキャッチが「シティロード復刊!笑ってやって
ください」そのキャッチに勇気付けられ楽しみにしていたが、結局復刊後1号か2号出し
て復刊元の出版社が投げ出してしまった。あの独自の路線が大好きで、正確には覚えて
いないがこれからロードショーされる映画の映画評を複数の映画評論家が批評と星の数で
表現していた。ひげおやじの映画の批評の表現もここから来ているのかもしれません。
とても古い記事へのコメントですみません。
シティロード愛読者でした。
先日久しぶりに実家に戻って、保存していたシティ(1982年~1992年:後半はまばら)をつまんでは読み返したりしていました。
いい雑誌でしたね。
「星取表」では宇田川幸洋さん、秋本鉄次さんなどを参考にしてました。
懐かしかったので、コメント残させていただきます。
「suumo」も「アルバイトニュース」もたしか始まりはそんなんだった。
シティロードを知ったのは、私が小学校5年生位で、その頃には、ほぼ完成形だったので、あの前には、そんな歴史が有ったのですね。知らない情報でした。どうもありがとうございます。
しかし、シティロードはマニアックな雑誌で、大変に好きな雑誌でした。