映画「野蛮なやつら/SAVAGES」 |
私的には、毎度のオリヴァー・ストーン監督節というか、独自の世界観+現在の感覚を融合して話を進めているというか、作品を作っていると思うのだが、しかし、いまひとつピンとこなかったな・・・
「ウオールストリート」も何か駄目だったもんな・・・
ベニチオ・デル・トロの存在感は有ったが、なんか極めつけと言う気がして、いまいちノリきれないかな・・・
ジョン・トラヴォルタの演出も全然活かせていないよな・・・
話の展開も、テンポこそ、作ろうとお話が軽快に進むように感じますが、私的に、十分にノリきれなかったな・・・
ラストも十分に工夫しているけど、なんか不要だったかな・・・
アンハッピーエンドで、終わってこそ、この映画の爽快が伝わる気がするけどね。
公開中
PS
また、「野蛮なやつら/SAVAGES」を観た日、試写会で「ヒッチコック」「サイコ」を見ました。
1日に3本映画を見るもの、中学生か高校生以来と言う事で、なんかちょっと嬉しかったな。
なんか微妙な映画でした。この監督はもっと独善的な作風だったような気がしました。自分こそすべて正しいと宣言しているような、ある意味潔い作り方だったような・・・・と言えるほど観てはいませんが・・・。
これ、誰が作ってもいいような気がしてなりません。
ラストは、逆の方が良かったかなと。甘くないラストが良かったと思います。
かつて、昔の文芸坐で、『ゴッドファーザー』の2本立てを観たことがあります。狭~い2階席でしたが、当時は苦痛は感じず達成感に満ち溢れていました。今では絶対に無理…だと思います。
ラストは、同意見です!私も、実は、人間の生き方ってそう甘くはないと思う方で、もうひとつの方のラストの方が良かったですね。実は、あれで終わってくれれば、自分の中、もう少しポイントが上がったと思いますね。オリヴァー・ストーン監督の作品って、やはり、彼のリズムとか雰囲気とか良い意味でも悪い意味でもあるんですが、今回、その色が薄かったと言うか・・・
ちなみに、私は、『ゴッドファーザー』の2本立は、三鷹オスカーでした(笑い)当時、あの作品こそ、2本立で見る程面白さが倍増する映画はなかったですね。
去年か、一昨年か、TOHO六本木で、パート3までをオールナイトで、一気見の企画がありましたら、さすがにね・・・(笑い)