ブラック・サンデー |
この映画、1977年公開直前に「上映する映画館を爆破する」と脅迫があった関係で急遽ロードショー1週間前に上映中止になった作品。
当時、ひげおやじの映画の師匠 小池さん(このブログで紹介しています)に「どうしてこの映画中止になったの」と尋ねると「こいう馬鹿がいるから、困ったものだ、お前はこんな馬鹿な事をする人間にはなるな」と言われたのが今でも印象に残っています。
そして数年後、ビデオで発売されているのは知っていたのだが、ずう~とスルーし続けて、思い出しように今回の購入に至りました。
1977年と言うと、ひげおやじが小学校5年生で、「エアーポート77」「キャリー」「エクソシスト2」「遠すぎた橋」なんかを見ていた時期だな・・・
そんなわけで結構わくわくしながらこの映画を見ました。
この映画、正直に話せば、当時小学校5年生のひげおやじが観ていても、意味はさほど分からなくても、間違いなく、この77年のベスト映画として捉えていたんじゃないかって位、なかなか見応えがありました。
2時間20分あるのですが、それほど長く感じさせないほどスリリングに出来ていてびっくり。
勿論アクションシーンは、今見ると、今の時代の映画よりかなり見栄えが落ちますが、でも当時を知る人にとって最高に見えるのではないでしょうか。
また、当時らしく、懐かしいアメリカの脇役が沢山出てきて、にんまりします。
ただ、ロバート・ショウ って主役級な俳優じゃないかな・・・脇を固めるのなら、良いし、「サブウェイ・パニック」の心象があるのか、テロリスト役の方が良かったかもな(笑い)
見てはいませんが、この作品の前後に「カリブの嵐」という映画でも主役をはっていますよね。
でも、「ジョーズ」や「ナバロンの嵐」のような、誰かの脇と言う方が、ロバートショウには向いているかもな。
監督のジョン・フランケンハイマーさんって、先日WOWOWで初めて「グランプリ」を見たんだが、「ドクターもローの島」「フレンチ・コネクション2」なんかも撮り上げている人だけど、どうも「グランプリ」はあまり私的に面白くなかったので、ジョン・フランケンハイマーさんのベストは、この「ブラック・サンデー」とロイ・シャイダーを使った「デス・ポイント/非情の罠」ですね。
で、最後に心に残ったのは、スクリーンで観ておけばと思ったので、来年の10時のアンコール上映で、この作品が掛かったらスクリーンで観ることにしょうと思いました。
ロバート・ショーの良い所は、米国人大スターではないので、最後に殺されるかもしれないという、ハラハラ感があると云うとこでしょうか。
私は、『007/ロシアより愛をこめて』の殺し屋と、『ジョーズ』のクイント船長が好きです。
映画の内容は政治色が強いと云う事も無く、娯楽作品だと思うのですが、なぜ爆弾を仕掛けようと思いついたのか理解に苦しみますね。ただの理想かぶれの輩の戯れ言だったと思いますが・・・。
限定公開となりましたが、劇場公開されて良かったと思います。
私この映画のLDを持っています。
今度『ドクトル・ジバコ』が、午前十時で上映されるので是非観たいと思っています。
朝10時で見たんですね。
さすがですね。私は、ブログにも書いたように、随分と悩んだ結果DVDを買いました。
ま、最初は、お蔵入りなった映画で、今見ればどってことないだろうと思っていたのだが、失敗でしたね。
はやり、ロバートショウは、悪役とか、少し曲者役とかが似合いますね。
この映画のロバートショウは、役的に浮いているというか・・・
今、この作品をリメイクするのなら、ブルースウィルスが主演でしょうか。
是非、来年の朝10時のアンコールが有ったら、スクリーンで観たいと思います。
私は、ブログにも書きましたが、朝十時で、「ダーティハリー」「ロンゲストヤード」「汚れなき悪戯」「がんばれ!ベアーズ」を見ようと考えています。時間があれば「エイリアン」も候補ですが、エイリアンは、先日DVDBOXを買って見てしまったばかりで・・・「ロンゲストヤード」は、しばらくDVDの購入を見合わせています。
内容も、言われたように、娯楽作品でしたね。
間違えなく、当時の馬鹿な人の悪意に満ちた悪ふざけなんでしょうね。
欲いうのなら、今でもビルは残っているので、新宿アカデミーで、今作品見れたらもっと感動です(笑い)