デスカッパ |
これが酷い、まずは、TOKYO SHOCKの第一弾「片腕マシンガール」第二弾「東京残酷警察」があまりにも良くできていたので、
第三弾がこれだと思うとそうとう落ち込みますね・・・・
「片腕マシンガール」を見たときは、お金の掛かった自主映画であり、お金の掛かっていない商用映画と表現したほど、
クオリティは高く、作り手の情熱やアイデアが伝わってきた、ましてや、笑うシーンも、ふざけた笑いではなく、
作者のちょっとしたジョークというか、少しはめを外しても、それはそれで受けられる、内容がしっかりしていて、それに
対してのサブ的なシチュエーションだったが、今作は、初めから、お馬鹿なノリで、高校生や大学生の映研が、本当に
仲間と見る側の事も考えずに、自分たちだけが悪ノリできればよいという感覚で作ったような作品になっている。
ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズが好きで、主演者から所々、それに近いオマージュがあるが・・・・
同じウルトラマン世代、仮面ライダーで育った人としては、「ぶざけるな」と言いたくなる・・・・
実相寺監督の「第四惑星の悪夢」のオマージュだったり、音を使ったオマージュには、実相寺ファンな私は呆れたな・・・
こんな映画に桜井浩子さんを出して欲しくなかったな・・・・
井口監督とかの感性が分かっていないね・・・分からなくても良いが、この手のセンスを分かる人は少ないと思うね。
映画館で観ていると、明らかに「笑う人」「笑わない人」にはっきり分かれるね、「笑わない人は」呆れているんだろうね。
「笑う人」の中にも、呆れて笑っている人もいるんだろうね。
特撮の酷さではなく、明らかにウケ狙いの作り・・・・
しかし、本当に思い出せば思い出すほど酷かったな・・・
1800円とって見せるレベルではないよね、この映画・・・・
「片腕マシンガール」「東京残酷警察」のDVDは買ったが、この映画のDVDは買わないし、二度と見ないだろう。
「デスカッパ」を、日本映画専門チャンネルで観ました。
まったく同感です。
タダでも観れるものではないですね。
よくぞ映画館で最後まで観られました。
さぞやお疲れになったことでしょう。
この映画に関わっている人たちはマジメに取り組んでいるとは、とても思えません。