映画214「幸福」 |
妻に去られ二人の子供を育てる刑事と、恋人を殺され報復に燃える若い刑事を主人公に事件が解決される過程で、現代社会における幸福とは何かを描いているんだけど、この映画、確か公開時ってシルバーカラーっていう技法を使った作品で、白黒映画とは違うなんとも言えない雰囲気を出しているんだよね。
熱中先生の総括したようなと冒頭で書いたけど、実際に水谷豊の役は奥さんに逃げれた駄目な親父役ってことで、熱中先生とはまた違った、ちょっとぐーたらな雰囲気で役作りしていたんじゃないかな、それが映画でも伝わるんだよね。
この映画、丸井の試写会で中野サンプラザで観たんだけど、当時は突然水谷豊さんが舞台挨拶に来てくれてびっくりした思い出があるね。
水谷豊
永島敏行
谷啓
監督
市川崑
★★★