DVD「白昼の死角」 |
この映画を見たのは、ひげおやじが中学1年生の時で、中学生になったばかりの子供がグイグイ内容に引き込まれた思いがある。
なんて言っても、主演の夏木勲がカッコイイよな、今見直して、惚れ惚れする。
また、今回見直して感じるのは、キャスティングの良さ、騙される側の俳優たちのセレクトのセンスが光るな、実は、村川透監督は日本人で大好きな監督のひとりであり、本作「白昼の死角」が、村川透監督の最高傑作だと思っている。
2時間40分位ある内容が、時間を気にすることなく、アッと言う間に終わってしまう。
また、この頃の角川映画の凄い所は、主題歌の挿入だろう、ダウンタウンブギウギバンドがやたら良いんだよね。
ある意味、村川透監督って、音楽のセンスも良いかもね、遊戯シリーズのテーマ曲と言うのかな、あのJAZZ系のトランペットが映画の内容を更に引き立てる。
角川映画の中でも、3本の指に入る作品ですね。
また、後年、この原作も読んだ事があるのですが、ある意味、原作を映像が見事にクリアにした印象があるな、原作も十分に面白い。
毎度言うようだけ、角川春樹さんが最も脂がのっている時でもあり、このまま、突っ走て貰いたかったな・・・
私にとって、生涯に、忘れない秀作作品の1本です。